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防災グッズ、何から?
被災した人が「本当に必要だった」ものと、備えのコツ

防災グッズの備え

正直に言うと、わたしは今まで、防災グッズを用意したことがありませんでした。

ありがたいことに、これまで地震や台風で大きな被害を受けたことがなくて。地震のニュースを見ても、どこか自分とは遠い出来事のように感じていたのかもしれません。

「ちゃんと備えなきゃ」とは思っていました。でも、何から手をつければいいのか分からなかったし、日々の生活で余力もなくて……。なかなか行動に移せずにいました。

それでも、最近の地震の多さや、南海トラフのことを思うと、もう後回しにはできないなと。わたしの備えひとつで、子どもたちの安全が変わってしまう。そう考えたら、今度こそちゃんと備えようと思いました。

でも——いざ調べてみたら、情報が多すぎて、また困ってしまって。だから、被災した人が「本当に必要だった」と言っているものを中心に、これから備えていくことにしました。同じように「何から?」と迷っている方の、参考になればうれしいです。

まず知った、備えの「基本」

調べてみて、まず分かったのは、備えは大きく2つに分けて考えるということでした。

支援物資が届くまでには、3日以上かかることもあるそうです。だから、最低3日分、できれば1週間分を用意しておくのが目安とのこと。

水は「1人1日3L」が目安

特に大事なのが、水。1人1日3Lが目安だそうです。わが家に当てはめると、こんな量になります。

日数4人家族の場合
3日分3L × 4人 × 3日 = 36L
7日分3L × 4人 × 7日 = 84L

……正直、こんなに必要なんだと驚きました。一気にそろえるのは大変なので、少しずつ買い足していこうと思っています。

被災した人が「本当に必要だった」もの

ここが一番知りたかったところ。実際に被災した方たちが「これは役立った」「なくて困った」と挙げているものを調べてみました。

① 携帯トイレ(簡易トイレ)

意外だったのが、これ。断水すると、トイレが本当に困るそうです。「食料より、まずトイレ」という声も多くて。多めに用意しておきたいなと思いました。

② モバイルバッテリー・電池式ラジオ・懐中電灯

停電すると、スマホの充電も、情報も途絶えます。電池式のラジオは、停電時でも情報が得られて心強いとのこと。モバイルバッテリーは、家族の人数分あると安心です。

③ ラップ(サランラップ)

これも被災した多くの人が「後から買い足した」もの。お皿にラップを敷けば、洗わずに使えて水の節約になります。ほかにも、防寒、傷口の保護、紐の代わりなど、驚くほど万能なんだそうです。

④ ウェットティッシュ・ドライシャンプー

断水中は、手も体も髪も洗えません。体をふけるもの、水なしで使えるものがあると、衛生面でもストレス面でも助かるそうです。

⑤ 常備薬・現金(小銭)・生理用品

持病の薬は、代わりがききません。そして停電すると、キャッシュレス決済が使えなくなるので、現金(できれば小銭)も大事。生理用品も、必要な人には切実です。

⑥ 食べ慣れたもの・子どものおやつ

非常時こそ、いつも食べているものが心を落ち着かせてくれるそう。特に子どもは、環境の変化に敏感。食べ慣れたおやつが、大きな安心になります。

避難所ならではの「防犯」と「女性の備え」

これは、調べていて特に「知らなかった……」と思ったこと。避難所での生活には、家の中とは違う気づかいが必要なんだそうです。

貴重品は「持っていると分からないように」

意外だったのが、避難所では盗難が起きやすいということ。非常時は、みんな余裕がなくなってしまうからかもしれません。知らない人同士が同じ空間で過ごすので、油断できないそうです。

だから、貴重品は他人の目につかないように。中身が見える透明なポーチは避けて、ウエストポーチなどに入れて、常に身につけておくのがいいそうです。「何を持っているか、外から見えない」——これが大事なんですね。

女性ならではの、衛生の工夫

そして、女性にとって切実なのが、衛生面。断水中は、下着も毎日は替えられません。そんなとき、軽い日用のナプキンやおりものシートをつけて、こまめに取り替えると、清潔をたもちやすいそうです。

ほかにも、こんな備えがあると安心とのこと。

男女共用のトイレだと、捨てるのをためらう場面もあるそうなので、こうした備えがあると、気持ちの面でもずいぶん助かりそうです。

知って驚いた、備えの「コツ」

モノをそろえるだけじゃなくて、「置き方・しまい方」にもコツがあると知りました。ここは特に、目からウロコでした。

1カ所にまとめない(分散収納)

ぜんぶ1カ所に置くと、その部屋が壊れたときに取り出せなくなってしまう。だから、玄関・寝室・車など、分けて置くのがいいそうです。持ち出しリュックは玄関や寝室、水や食料はキッチンや廊下、といった具合に。

「使う場所」に置く

携帯トイレはトイレに、懐中電灯やモバイルバッテリーはリビングに。使う場所に置いておくと、いざというときすぐ手が届きます。

車の中に置きっぱなしにしない

これは注意点。車内は夏は高温、冬は氷点下になるので、水・食料・モバイルバッテリーの保管には向かないそうです。特にモバイルバッテリーは高温で発火の危険もあるとのこと。

電池は、小袋に分けておく

これは、ちょっとした裏ワザ。電池をそのまま入れておくと、万が一液漏れしたときに、ほかのものまで汚してしまうことがあります。小さな袋に分けて入れておくと安心です。

「ローリングストック」で、無理なく続ける

特別な防災食をたくさん買うんじゃなくて、普段使う食品を少し多めに買っておいて、古いものから使う——この方法を「ローリングストック」というそうです。日常の延長で備えられるので、料理が苦手なわたしでも、これなら続けられそうだなと思いました。

子連れなら、考えておきたい「車中泊避難」

もうひとつ、子どもがいるからこそ考えておきたいと思ったのが、車での避難(車中泊)です。

避難所は、小さい子ども連れだと、周りに気をつかったり、泣き声が心配だったり……。だから「いざとなったら車で過ごす」という選択肢も、頭に入れておきたいなと思いました。

車で過ごすなら、こんな備えがあると安心だそうです。

ただし、前にも書いたとおり、水やモバイルバッテリーを、ふだんから車内に置きっぱなしにするのはNG(高温・低温で傷んだり、発火の危険も)。あくまで「避難のときに積んで使う」イメージで考えておくといいのかなと思います。

「もの」だけじゃない。連絡と避難の備え

調べていて、ハッとしたことがあります。それは、グッズをそろえるだけが備えじゃない、ということ。「いざというとき、どう動くか」を決めておくことも、同じくらい大事なんですね。特に、子どもと離れているときに災害が起きたら……と考えると、これは絶対に準備しておきたいと思いました。

家族の「集合場所」を決めておく

災害時は、建物の倒壊などで危険なこともあるので、待ち合わせは避難所や避難場所を選ぶのがいいそうです。しかも「〇〇公園の鉄棒の前」のように、具体的な場所まで決めておくのがポイント。第一候補・第二候補と、2カ所くらい決めておくと安心とのことでした。

連絡方法を決めておく(災害用伝言ダイヤル「171」)

災害時は、電話がつながりにくくなります。そんなときのために、「171」(災害用伝言ダイヤル)という仕組みがあることを、恥ずかしながら初めて知りました。「キーにする電話番号を1つ決めておく」と、家族で伝言を録音・再生できるそうです。名前・被災状況・避難場所を、短く伝えるのがコツとのこと。

子どもと、話しておく

そして、子どもとも話しておこうと思いました。地震が来たら、まず姿勢を低くして、頭を守って、揺れが収まるまで動かないこと。机があれば下に入って、なければ腕やカバンで頭を守る。「離れているときは、どこで待ち合わせるか」も一緒に。小さな確認だけど、これがあるかないかで、いざというときの安心が全然違う気がします。

※以前は「まず机の下」と言われることが多かったですが、今は「姿勢を低く・頭を守る・動かない(DROP・COVER・HOLD ON)」が基本とされています。机がないときは、腕やカバンで頭を守りましょう。

これから、少しずつ

調べてみて、正直「こんなにあるの……」と圧倒されました。でも、全部を一気にそろえる必要はないんですよね。大事なものから、少しずつ。

もし「結局、最初は何から?」と迷ったら——わたしは、まず水と、携帯トイレから始めようと思っています。この2つは、断水したときに一番困る、という声が多かったから。まずはここから、一歩ずつ🌱

経験がないぶん、いざというときは、わたし自身もパニックになるかもしれません。本当に、分からないことだらけです。それでも、子どもたちを守れるのは、わたししかいない。だから、できることから始めていこうと思います。

これから実際に買いそろえたものは、この記事に少しずつ追記していく予定です。同じように「そろそろ備えなきゃ」と思っているママさん、一緒に、ちょっとずつ始めていきませんか🌱

※本記事は、以下の情報を参考にまとめています。実際の備えは、お住まいの自治体の情報もあわせてご確認ください。
農林水産省 家庭備蓄ポータル
・被災経験者へのアンケート調査(各種)をもとにした「本当に役立ったもの」の情報

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